・夏ではないけど
君がいた夏は遠い夢の中 空に消えてった打ち上げ花火
初夏だからな。これから夏が始まるんだけどな。祭り会場でつぶやいてしまったよ。
お祭り行きました。相変らずでした。
いつも行ってたうどんの屋台は今年もありませんでした。
正午に花火がなりました。それでつい歌ってしまいました(笑)
・ドラマのような
お昼御飯に焼きそばを食べた後、屋台を冷やかしながら移動。
クレープをかじりながら息子のくじ引きが終わるのを待つ。
食べ終わり、またゆっくりと移動。自分からみて逆走の人波を避けながらもぼけ~っと歩いていると。
見覚えのある顔。7年振りくらい?
人生最大の大恋愛をした相手が、相変らず人懐っこい笑顔でこっち見てました。
髪型変わって、髪の色変わって、眼鏡も変わって、体型も変わって、つい最近まで仕事に関わってた人でさえ、至近距離でも気付かれなかったのに。
目が合うのを待ってたんだろうなあ。目が合った瞬間、昔と変わらず「おすっ」ってうなづいて。
一瞬誰だから判らなくて。向こうはずっとわかっていたんだろうな。
なんせ人波が凄くて、立ち止まって振り返る事しか出来なくて。
なんだか切ないです。
気づくんじゃなかった。
・その人生最大の大恋愛の話
あれは~19歳の冬だな。
その頃勤めていた会社に出入していたガソリンスタンドの人だったんだけど、もう一目惚れで、軽油や重油関係の担当もしていた事をいい事に、色々世間話をしまくったりして。
「彼女はいない」っていうからモーレツにアタックしたさあ(笑)
えぇ、オチから言うと、「彼女」はいませんでした。「婚約者」はいたけどさ。
後半年早く出会っていれば、あたしの人生は間違いなく変わってたな。うん。
今振り返ると、どうもならんロクでもない男だったんだけど、すっごく好きだったなあ。あんなに結婚したいと思った相手はいなかったなあ。どうにかしてどうにかなるならって、なんでもしたなあ。
結局、婚約者と結婚したんだけどさ。
あれ以来、自分から追いかける恋愛はしてないなあ。正直懲りたんだろうなあ。
そういう意味では、人生最大の最後の大恋愛だ(笑)
その頃相手が勤めていたガソリンスタンドは、その頃相手が望んでいたように拡張されて広くなったし、一緒に行った色々な場所もかなり姿が変わっている。その頃あたしが勤めていた会社数社も、なくなったり移動したり。その頃相手が乗っていたのと同じ車種の車を見かけると、今でも嬉しくなってくる。廃番になった車種だからね。
時間は流れているのだけど。振り返ったって、取り戻す事は出来ないんだけど。
あ~、何で一枚も一緒の写真撮らなかったんだろう。
ま、当時はプリクラもデジカメもカメラ付携帯もありませんでしたから、気軽に撮る事は無理でしたが。
あ~、なのになんで外見も中身も変わってしまったあたしを判るんだろう。
ホント、数年単位に一度、偶然あうんですよ。示し合わせなんか全くナシで。
とあるデパートのエレベーターで相手家族と自分ちのみの組み合わせとか、某コンビニで隣りにいたとか、某国道で隣りの車線走ってたりとか。
いっつも気付くのは向こうなんだよね。エレベーターの時は、乗り込もうとしたら相手が目の前にいて、流石に心臓止まりましたが(笑)
今度はいつ逢えるんだろ。